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あざみ野の住宅

都心及び都心周辺で住宅を建てる場合には、一般的に土地価格の関係から
大きな土地を購入する事は難しく、建物はどうしても2階建以上の建物となってしまい、
各階毎に空間が途切れてしまうため、リビングと子供部屋などの個室が分断される傾向にあり、
子供が部屋に閉じこもったり、家族のつながりが希薄になりがちである。

そこで、傾斜した天井を持ち、窓によって空と丘の緑が印象的に切り取られた、
2階の広々とした一体のLDKを中心に1階子供部屋と2階スタディルームの間に床ルーバーや、
ロフトに登るためのハシゴを設置することで、家全体が立体的なワンルームとなるよう計画し、
どこにいても家族の気配やつながりを感じられるような関係性と、1階から取り入れた空気を
最上階のロフトより排気する事で、縦方向に空気の循環する風通しの良い空間をデザインした。

子供部屋を敢えて就寝と収納のための必要最小限な大きさとし、スタディルームを2階のリビングに併設し、
家族全員が作業できる長さのカウンターを設けることにより、子供は2階で勉強し遊ぶことになり、
リビングを中心として、日常生活を親子が互いに関係性を持ちながら生活していくように考えた。
1階と2階をつなぐために設けられた床ルーバーは、真上に立った時にようやく下が覗けるように
ピッチと深さを慎重に検討して、プライバシーを保ちつつ上下階のつながりを感じられるようにした。

床に穴を穿つという簡単な仕掛けによって、家族の関係性が、今後どう変わっていくか楽しみである。

あざみ野の住宅

所在地/神奈川県横浜市青葉区
主要用途/専用住宅

 

構造・構法                          
主体構造・構法 木造在来軸組工法
基礎 ベタ基礎

 

規模                             
地上2階 
軒高6,970mm 最高の高さ7,151mm
敷地面積 157.90㎡
建築面積   62.09㎡(建蔽率39.32% 許容40%)
延床面積 110.26㎡(容積率69.83% 許容80%)
  1階   58.92㎡ 
  2階   51.34㎡

 

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